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2011年11月07日

電子書籍に感じた2つの可能性

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電子書籍に感じた2つの可能性

先日、スティーブ・ジョブズ伝記を電子書籍で読んでの感想という記事を書きましたが、
第二巻も一気に読んでしまいました。

いやー、面白かったです。

マッキントッシュ、トイ・ストーリー、アップルストア、iPod、iTunesストア、iPhone、アップストア、iPadといった数々のイノベーション。
そして健康問題、ユーザー体験へのこだわり、完璧主義による弊害と利点。盟友ビル・ゲイツ、愛する家族への思い等々。

あの素晴らしい製品の背景には、すさまじい情熱と汗と涙と苦悩と信念があったのだと、改めて知ることが出来ました。間違いなくオススメです。

で、今回僕は紙の本ではなくiPhoneとiPadで全て読んだわけですが、実際に一気に読んでみて
大きく電子書籍の良さを実感しました。
先日の記事では、下記の感想を書いています。
■一度購入すると、iPhone・iPadの両方で読める
■同期を取ってくれて、iPadで途中で読んで印を取ると、iPhoneでもそこから読むことが出来る
■かさばらない
■「売り切れ」ということが、基本ない

さらに今回、電子書籍の今後の可能性について2点思うところがありましたので、書き記しておきます。

1.画像・動画への参照が簡単
今回、伝記だったので特に多かったと思うのですが、アップルの製品や当時のCM、
プレゼンの紹介がよく出てきました。
文章で紹介してくれているのですが、どうにも分かりにくい。実物を見たい。

こういう時、iPadは便利なもので、当時のプレゼンやCMなどの動画は「Youtube」。画像は「Google画像検索」。
商品の歴史や詳細は「Wikipedia」ですぐに参照することが出来ました。
(なんでもっと手軽に見れるように、リンクがついてないんだろうと何度も思いましたが)

文章で、なんとなく想像しながら読んでいくしかなかったものが、すぐに本物を参照することが出来るので
とても立体的に読み進めることが出来ました。

2.ソーシャルリーディング(感想を共有)
本の中で出会ったステキな言葉に記しをつけたり、その時思った感想をメモしたことが
ある方は多いと思います。それを共有出来たら、より読書体験は良いものになるのでは
ないでしょうか。

こんなイメージで。
電子書籍に感じた2つの可能性

みんなに人気のあるフレーズが分かったり、友達の感想を知ることが出来ます。
電子書籍リーダーに標準で機能をつけることで、情報共有の敷居を一気に
下げてくれると思います。

「あ、ここはこんな見方があったのか」
「本文には書かれていないけど、そんな背景もあったんだ」
と、みんなのコメントから知ることが出来ます。

自分と気の合いそうな人を見つけ、その人のWeb本棚を見て、
新たな本に出会ったり。
facebookのニュースフィードやツイッターのウォールに知り合いの感想が
流れてきて、新しい本との出会いになるということもあると思います。

また、教科書や図鑑とかでやるとかなり面白そうです。
雑誌でやるのもいいですね。

数年後、どうなっているかは分かりませんが、こんな報道も出ているので、
ここ2~3年で大きな動きがありそうです。

テレビが出てすぐの頃、コンテンツは「舞台演劇」をそのまま流していたそうです。
その後、クイズ番組や旅番組、連続ドラマなどのテレビならではのコンテンツが
出てきてお茶の間の中心に君臨したわけですが、ちょうど電子書籍は、
その在り方を模索しながら爆発的普及前夜ということなのかもしれません。




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